15.08.19 カテゴリー:13東京都
お上りさんは過去を見る。小石川植物園・江戸城本丸御殿 2015.08.19
サザンの武道館コンサートのおかげで、田舎者が東京で一夜を明かしました。帰宅前に、東京見物をします。
★小石川植物園
葡萄の旅の余韻を残したタカヤマが、訪れたのは、
大好きなEテレの2355で知った「小石川植物園」
正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」
Eテレのお休みソングの歌詞の場所を探して、散歩します。
入口がすぐにソテツの坂になっています。
ソテツの坂を上ると、喧騒を逃れ別世界に入ります。
ありました。ありました。
「ニュートンのリンゴの木」です。
そして出会ったのが、この「旧療養所の井戸」でした。
そうです。小石川植物園は、
黒澤明監督の「赤ひげ」の舞台となった「小石川療養所」跡なのです。
「小石川療養所」は享保の改革における下層民対策のひとつとして
1722年(享保7年)に開設された無料の医療施設で、
幕末までの140年あまり貧民救済施設として機能したそうです。
この旧療養所の井戸は、関東大震災のおり、
避難所として生活した被災者の命の泉として利用されたそうです。
関東大震災を伝える石碑もありました。
★皇居(江戸城)
続いて、中学の修学旅行以来の皇居に向かいました。
大手門から皇居東御苑を散歩します。
この大手門は第二次大戦の空襲で焼失してしまい、
昭和42年に復元されたものだそうです。
★天守台
江戸城の天守閣は1638年、三代将軍家光の代に最も大きなものが完成したそうです。
しかし、完成19年後の1657年。
明暦の大火(振り袖火事)による飛び火で全焼。
以後、再建はされず、この天守台のみ残ったそうです。
天守台には、ここから大きく広がる「江戸城本丸御殿」を示す案内表示がありました。
この広大な敷地がみな、御殿だったのです。