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15.09.29 カテゴリー:06山形県

おおきなお世話旅 東北vol.2 山形1 2015.09.29(火)

★鳥海山(ちょうかいさん)

山形最初の訪問地は、「鳥海山」です。
秋田県との県境、山形最北の出羽富士に向かいます。
この山には「鳥海山ブルーライン」と名付けられた道路が整備されていました。
秋田県にかほ市象潟地区から鳥海山の5合目鉾立を経由し、山形県遊佐町の海岸を結ぶ山岳道路です。
この道路を最大限に楽しむため、朝目覚めた宮城県大崎市から国道108号線を北東に進み、秋田県にかほ市を目指します。
この国道108号線も十分な山岳ドライブのルートでした。
東北の日本海側の山間部は、明け方何度かにわか雨があり、路面はぬれたところが多く、羽目を外さない程度の楽しいペースでBRZは進みます。
いよいよブルーライン、道路標識の「ブルーライン」も青地に白の表示で、観光山岳ルートとして親切な表示でした。

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途中の展望台で一休み。日本海が眼下に見えます。淡々と、着実に高度を稼ぎます。

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標高1100m、鳥海山5合目、鉾立です。ブルーライン最高所です。

眼下の景色、紅葉の鳥海山を臨みますが、残念ながら山頂はガスがかかり見えません。周囲の山容はすっかり紅葉しています。

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道を下りにとって、山形県遊佐町から酒田市に向かいます。

★山居倉庫(さんきょそうこ)

酒田市の港の「みなと市場」で海鮮丼の昼食をとってから、ゆったりとした気持ちで訪れたのが、此処「山居倉庫」
120年前の明治26年(1893年)に建設された、2重屋根・倉の内部は湿気防止構造・ケヤキ並木と自然を利用した低温管理倉庫です。

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入口の二倉庫は、観光用に「夢の倶楽」としてお土産・飲食コーナー、となっていますが、奥の倉庫は現役で使用中。

 

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タカヤマの訪問時も、長距離トラックにお米の積み込みが行われていました。過去には、山形の国民的ドラマ「おしん」の撮影もおこなわれた所だそうです。

★出羽三山神社(羽黒山神社)

 出羽三山神社に詣でることは、「東の奥参り」と称して「西の伊勢参り、東の奥間入り」を一生に一度は成し遂げたい事と伝えられているそうです。

 その、出羽三山神社にお参りします。
「月山」「羽黒山」「湯殿山」それぞれの神社にお参りすべきなのでしょうが、「月山」「湯殿山」は観光気分でお参りが出来ない霊験あらたかなお社。

  そこで、多くの民にこの御利益を広めていただくために、羽黒山神社は「出羽三山神社」と称し、ここには、三つの神社の神様がおいでるそうです。
その上、山頂の神社まで、車ですいすいと登って行けてしまう。なんと怠け者のお参りでしょう。

  さて、「羽黒山有料道路」の終点の山頂駐車場に相棒を預け、お参りします。

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最初に出迎えていただい、奥の細道の「松尾芭蕉」さんにご挨拶し、本殿に向かいます。

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  本殿は「三神合祭殿」となっていて、中央に「月山神社」右に「出羽神社」左に「湯殿山神社」が祀られています。

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胸板の厚い、たくましい狛犬が、両脇に控えていました。
合祭殿は修復作業が行われている最中でした。

 

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この「合祭殿」の前には「鏡池」があり、この神社の神秘性を高めています。

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なまけもののタカヤマは、このあと、有料道路を下り、「出羽三山社務所」隣の駐車場に止め、本来の参道の入り口だけ拝観させていただきました。

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天然記念物の杉林に包まれた参道は、いやがおうにも落ち着いた気持ちになります。

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ほどなく、朱が眩しい「神橋、須賀の滝」を経て

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樹齢1000年、天然記念物の「爺杉(じじすぎ)」に出会い。

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「国宝・羽黒山五重塔」は分け隔てなく、怠け者タカヤマをも静かに迎えてくれました。

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600年前の大修復を経て、1100年前に創建された塔が、静かにそこにあり続けることの、不思議さと、それを守り続ける人々の存在の偉大さを感じました。