15.10.06 カテゴリー:07福島県
おおきなお世話旅 東北vol.2 最終日 福島 5 2015.10.06(火)
★あぶくま洞
福島県田村市にあるこの鍾乳洞り一帯は
「阿武隈高原中部県立自然公園」になっています。
道の駅で入場料の200円割引券をもらっていたので、
使わせてもらいました。
入場券を購入してから、洞に入るまでが長いなぁ、
と思いはしましたが、入場しての印象は、
「乾いた石灰岩の多い鍾乳洞」だなでした。
水は流れているのですが、多くの鍾乳洞にある、
「ただいま成長中」といった雰囲気の、
ぬめった石が少ないのです。
しかし、ものの数分で、ぬめった鍾乳石が現れました。
上の鍾乳石には「妖怪の塔」の名前がついています。
道案内板には、途中で「一般道」と
「探検道」に分かれているとありました。
と、突然。
オジサンが椅子と机に座ってにっこりほほ笑んで
「ここが探検道との分岐です。狭いですがどうします?探検道は追加で200円です。」
200円払って、オジサンから「洞内券」を購入して、いざ、探検道へ。
「身体を横にして、蟹歩きでないと進めない狭い所」
「運動会座りの高さを維持して、足を引きずるよう進む低い穴」
「梯子と同じ急こう配の階段」など、
ワイルドな順路なのです。
梯子階段を登りきると、また、違うオジサンが。
「ご苦労様でした。ここで探検道は終了になります。」
と言われて振り返ると、
信じられないような広大な空間が洞窟の深部に広がっていました。
くぐるのが精一杯の道を抜けた先のこの空間!!
思わず声が出そうになりました。
鍾乳洞の出入り口は広い公園になっていて、
その周囲を取り囲むように、石灰 岩の断崖が見えます。
切羽と呼ぶそうで、高さは14メートルもあるそうです。
出口で見つけた慰霊碑です。
ここはもともとセメントの原料を掘り出す石灰岩の採掘場で、
その採掘中に、現在の鍾乳洞が偶然発見されたそうです。
この慰霊碑はその採掘現場で亡くなったり、
けがをされた方の慰霊碑でした。
★仙台平
「あぶくま洞」出口の三差路に、
展望所を示す絵表示と「仙台平」の文字を見つけました。
天気が良いの展望を楽しみたいと思い、
標識に従って、どんどん狭くなる道を登っていきます。
ハングライダーやパラグライダーの
滑走路になっているようです。
周囲を遮るものが全くなく、360度のパノラマです。
★南湖公園
白河にやってきました。
白河の関跡の「白河神社」にお参りをすませ、
やってきたのがここ、「南湖公園」です。
12代白河藩主・松平定信(楽翁公)が
「大沼」と呼ばれていた湿地帯に堤を作って水を貯め、
庭園の要素を取り入れて
享和元年(1801)に築造した場所だそうです。
湖に沿って歩いていると、「翠楽園」の入り口の芝生広場に、
「松平定信」公の像がありました。
「翠楽園」に入園はしませんでしたが、
芝生広場でしばらく、時を過ごしました。
★白河 小峰城
東日本大震災で被災したこのお城、
しばらく、三重の櫓には登れなかったそうです。
今でも、崩れた石垣の補修のため、
作業員の方が、働いておられました。
工事の覆いが目につきますが、
平成3年に改修された三重の櫓は見事でした。
建築当時の図面に従い、木造での復元なので、
お城に登った。との満足感が得られました。
さて「おおきなお世話旅」東北篇はこれにて、終結。
いったん一宮に戻り、次の旅の準備をいたします。
ご期待ください!!